2014年2月3日月曜日

エコーマシン(REVERB)



構造は単純でマイクとスピーカーがばねでつながっていてばねくさい残響音が得られるという
デバイスです。ドライブ側が8Ωなので真空管でドライブする場合トランスが必要で
それを回避するためか圧電素子をつかったリバーブユニットもありTEISCOのアンプに使われていた時期もありましたがほとんどが壊れていて交換用のリバーブも無く代替品を使う場合回路を変えないといけないので一苦労です。あと振動に弱くツアーで持ち歩いているとリバーブが壊れたりすることがよくあるようでFENDERのリバーブボックスはロックが付いていてこれを回避するようにできていました。あと蹴ると衝撃音がでます、
1960年11月にVictorから発売されたステレオに始めてエコー(REVEBなのだが当時はECHOもREVERBもごっちゃだったのだが今の呼び方に統一します。)が搭載されました。
当初はL+Rに残響を追加するためだけでしたが。その後片方のチャンネルだけかかって
モノラルもステレオっぽくなるような回路に変わりトランジスタ全盛になる1965年以後は搭載されなくなります。

右から3番目のつまみがREVERBの調整でその上の縦のスリットでかかる量が表示されていました。ちなみに型番の数字の後がCだとチェンジャー付き、FはFMステレオ付き(当時はオプション)
Gがマグネットカートリッジ付きだと思いました。

さてその後のスプリングリバーブはギターアンプ、エレクトーンのエフェクトに搭載されその後は
4chステレオのディレイ用として使われたりトラック無線の悪趣味なエフェクトにされたり
ROLANDのJCに入っているBBDが出てからはテケテケ用以外は無くなりました。
(90年代に再生産されたFENDER、GUYATONEのリバーブボックスが最後の応用商品だったと思います。そういえばBOSSからリバーブのコンパクトエフェクターが出ていたようなので機会があれば試したいと思います。)