2014年3月8日土曜日

Nord Mende社のアンサンブルステレオ ELL80

西ドイツ製品の修理を頼まれたが、そちら側の国の機械を障ったことは無いが、
まあ近くということで見に行った。
ウラ蓋の穴から覗くと真空管が何本か刺さっていない・・が当時の機械はだいたい回路図が貼ってあるのでこれを見て真空管探しから。
さて西の機械なので真空管番号みてもさっぱり。家に戻って互換の管を探す。
6AQ5、6AJ8,12AX7,12AU7、6AL5ここまで良いのだがELL80が無い・・1個に5極管が2個入っていて1本でプッシュプルで6Wくらいでるらしい・・・日本で使用している機器をいまのところ見たことが
い。定格からみるとなにか中途半端な感じがします。お金かけて元通り動作するようにまではしなくて良いらしいので6BQ5シングルでパワー部を
作り直しであとIPHONEをつなげたいとのことでテープ入力から・・・そうそうこのあたりの国はRCA
プラグじゃなくてDINプラグ(日本だとSONYがテープレコーダーに採用したのが始めなのだが・・
音が良くないとかなんとかということで80年くらいにはアンプ、デッキの後ろから消えたと思っていたらMIDIとして復活!ちなみにホールでMIDI使うというときにケーブルが足りなくて田舎なので
困っていたところ昔ながらの電気屋でテープレコーダー用のDINケーブル発見してMIDI流しOKだったので助かったということがあった。)なのだがこれも一時期AKAIのポータブルVTRの電源がこれ
だったので家に在庫がありケーブル作った、結局ラジオ使わないそうなので回路から切り離して
怪しいところは有無をいわず交換で、電源が115Vに切り替えたのだがイルミネーションが暗いし歪みいっぽい・・・昇圧トランス追加かトランス交換を持ち主に伺うが顔?さえよければあと中身は
何でも良い・なら直さずに石のアンプ突っ込んでクリスマスのランプ突っ込めば・・・というわけにも
いかんので電源回路を工夫して必要な電圧を取り出せるようにして終了。

あとリバーブエフェクトを内臓していました。
日本だけかと思っていましたがホームオーディオ機器では流行って(流行らせようと)いたのでしょうか?

真空管なんかそうですがマニアな球だとスペアの球が手に入るかどうか買うとき(作るとき)意識しないと後で困ります。